近代産業株式会社は、初代の故小林保夫と妻の榮子によって1966年に設立された50年以上の歴史を持つ会社です。

私たちは池袋東口エリアを核として新宿や京都、沖縄に展開する賃貸ビル事業を主とする不動産デベロッパーですが、実は祖業は「黒馬車」という名の一軒のバーでした。更に遡ると小林保夫が戦後、ジャズドラマー／バンドマスターとしてビッグバンドを率い、沖縄や銀座で巡業し開業資金を貯めたのがはじまりです。

小林保夫と榮子の二人が始めた池袋の片隅の十坪に満たない小さなバーが、時代・ニーズの移り変わりに即して居酒屋や喫茶店、イタリアン、焼肉店、海外不動産投資など様々な新事業に挑戦し、柔軟に変化し続けた結果が現在の当社の姿です。

私たちは賃貸ビル事業を主とする不動産デベロッパーとして魅力的なテナントを街に誘致し、高品質な不動産サービスを顧客に提供することで新しい価値を創造し、街の発展に貢献することを使命としています。

短期的な利益を追い求めるのではなく、「街あっての賃貸ビル」という考えのもと、長期的な視点で街とともに成長していきたいと考えております。

近年、コロナ禍によるテレワークシフトの加速や外食離れなど賃貸ビル事業を取り巻く環境が激変し、過去の成功体験を継続しているだけでは顧客に選択されない世の中となりました。

このような時代に「街の発展に貢献するためには」、つまり「街で暮らす人・街で働く人・街を楽しむ人たちに新しい価値を提供するためには」なにをすべきなのかを真摯に考え実行していくべく、私たちはこれまでも、これからも柔軟に変化し続けてまいります。